地をはう大学院生→ポスドク→国立大特任教員→私大専任教員

はてなダイアリーから引っ越ししてきました。昔の記録です。

底辺ポスドクの仕事時間

新年度に入り、現状を把握し、仕事の効率化をはかるため仕事時間を事細かに記録している。4月に入って4週間が過ぎたのでひとまず記録を集計してみた。ちなみに集計は休憩時間のような時間を省き、実際に作業している時間だけを計測しているので、いわゆる労働時間とは別。
 
集計の結果、実作業時間は300時間に届かないくらい、とだけ。飲み会とか多い季節だし、風邪で寝込んだりもしたのでこんなものか。
そのうち重要な部分を抜き出すと、
・教育関連95時間(主に授業準備に83時間)
・論文執筆53時間
・査読30時間
となる。これらの仕事にどれくらいのエネルギーを実際にかけているのかを知りたかった。
 
査読にかけた時間は30時間だけど、その他の項目にはとある雑誌の原稿をチェックして直すお仕事があるので、それを加えると他人の論文をせっせと直すのに自分の論文を書くよりも多くの時間を使っている計算になる。うむむ…。とはいえ、思ったよりも自分の研究に時間が取れているのも事実。週当たり平均13時間は論文書きに時間を割けている。
 
一応ルールを決めて時間配分は行っているのだけど、急な要件が入るなどしてそこまで厳密に運用できているわけではないので、こういう集計をしないと実情はきちんと把握できなかったり。
ちなみに仕事に投入できる時間は(継続的に続けようと思ったら)体力を考えるとこれくらいが限度と思われるので、あとは配分を変えるくらいしかできないかなぁ。いや、花粉症薬の服用がなくなるから睡眠時間減らせるかな…。…とか皮算用しつつ、まぁこの調子なら論文を書く時間も確保できているし、夏まではこのペースを維持していきますか…。
何にせよ、こんな計算や皮算用ができるのも緊急の仕事が次から次へと降ってくるようなことがないからですね。裁量を効かせられる程度の、ほどほどの仕事量で暮らさせてもらっている、というのはありがたいことですよ、本当に。