地をはう大学院生→ポスドク→国立大特任教員→私大専任教員

はてなダイアリーから引っ越ししてきました。昔の記録です。

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

トルコの軍隊、日本の検察

トルコの政体は面白いもので、建国の祖、ケマル・アタチュルクの、政教分離の伝統を軍が受け継いでいる。 なのでイスラム原理主義色の強い政権が立ったとき、たまにクーデターを起こして原理主義を追い払う。 トルコのイスラム化は、ある意味で非民主的な武…

自分の分野

異分野の人とお付き合いするとき、求められるのは、自分の分野の常識。 つまり、自分の分野の、新鮮味も何も感じられない知識や技能を十分に持つことが求められている。 そして、それが異分野の人にとって新しい何かになる。

JAL会社更生法に思うこと

よく株券が紙くずになると報道されているが、紙くずにはならない。 なぜなら、株券は電子化されているから。 電子屑となって亜空間に消え行くのだ。 …あとで証明書みたいなのは郵送されてくるらしいけど。 航空のことはよく知らないけど、デルタの例を考える…

アマチュア研究者

今日、元与党の衆議院議員の方に呼ばれて少しお話をしてきました。文教などを専門にされている方のようです。一通り、大学院生の生活などをお話しました。 お話を受けて気づいたのですが、大学教員の採用が減っているというよりは、減っているのは若い大学教…

グローバルCOEプログラムのはなし2

昨日のつづきです。 このように多くの意義のある事業ですから、2009年11月に民主党が行った事業仕分けの際は、当然ながら、大変な反発が起きました。 オフィシャルなものとしては、全GCOE事業拠点のリーダーが集まって声明を発表しています。 ところが一…

グローバルCOEプログラムのはなし

今日はほぼ丸一日、GCOEの院生向け研究発表会に討議者として参加してきました。英語で研究発表の練習をしようという趣旨の会で、5人が発表しました。 博士課程の大学院生にとっては自分の研究や研究室の雑用が普段の仕事なんですが、たまに講義やこうい…

 スーチミンさん

「スーチミン」 むかし父とベトナムだったかミャンマーの話をしていたとき、父が発した謎の人名。 googleで検索したら一件だけ同様の思考回路を辿ったと思われる方が見つかりました。 http://plaza.rakuten.co.jp/galileochiba/diary/200709270000/

テロリズム(含エコテロリズム・南氷洋の捕鯨)

テロリストはあまり居てほしくない存在。だけど、直接掃討するだけじゃなく、彼らが存在できる基盤というものを考えるべきだと思うのだ。 アルカイダやシーシェパードといった団体は、なんだかんだで広く支援者がいて、活動資金を集められるから存続できる。…

最近いろいろと思うところがあり、ブログをはじめることにしました。

昨年は自分にとって学ぶことの多かった年でした。 一番記憶に残っているのが、青海チベット高原での野外調査。海外で長期間の野外調査なんて初めてでした。5000mの高地、不便な環境、言語の制約。フィールドワークを得意とする指導教官から学ぶことは多かっ…